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じいさんの愛用してたモンブラン
形見でもらい書きかけて 万年筆は30年 使ったことがありません そのままケースに後戻り じいさんの愛用してた尺八を 形見のつもりで吹いてたら 息だけ吐いて音が出ず 一分程で酸欠し そのまま床に臥せってた じいさんの愛用してた茶碗なら 煎茶や抹茶それはもう 使い込んでて味があり 今から稽古惜しみません だけど形見じゃないみたい
おとむらひの日
お花や旗でかざられた よそのとむらひ見るたびに うちにもあればいいのにと こなひだまでは思つてた。 だけども、けふはつまらない 人は多ぜいゐるけれど たれも對手(アヒテ)にならないし 都(ミヤコ)から来た叔母さまは だまつて涙をためてるし たれも叱りはしないけど なんだか私は怖かつた。 お店で小さくなつてたら 家(ウチ)から雲が湧くやうに 長い行列出て行つた。 あとは、なほさらさびしいな。 ほんとにけふは、つまらない。
傘をさす
まではいかない小雨なら 濡れて嬉しい日もあれば 傘をさす まではいかない小雨でも 濡れるといやな日もあるし じいちゃんは 今日は機嫌がいいようで たくさん濡れて帰ろかな
4月も終わる祝日に
結婚式がありました 元気にしてたおじいちゃん 一緒にお祝いしてくれた 一週間後おじいちゃん 急に病院運ばれて 生死の境さまよって 彼とお見舞い行きました 結婚式の時でさえ 普段通りに見えたのに 病気は急じゃないようで 末期のそれと知らされた もしも神様いるのなら お祝い事が済むまでは 嬉しい余韻の一週間 病気を止めていたのかな だから神様お願いよ これから一杯お祝いを つぎつぎ準備しますから 病気を止めてくださいな
何気なく戯れている我の子を
収めたビデオすぐ見ずに 無性に見たい日がいつか 来るまでそっとしまってた 記憶すら無くなりかけてもう既に 二十数年たってから 毎日飽かず見入りだす 花嫁の父、演じたら
車が何かとぶつかると
エアーバッグが膨らんで 中にいる人助かるね お家が何かとぶつかると 丈夫な風船ふくらんで そのまま家を包めたら たとえ大きな津波でも プカプカ波に浮かんでて どんな人でも助かるね きっといつかは出来るかな
小さな頃からほめられた
駄々もこねずに育ったと 姉はおねだり上手だし 遊ぶ物には事欠かぬ ぼくの番だと思ったら ちゃっかり弟やってきて さらに上手におねだりし 我慢のぼくはひねくれた 小さい頃からほめられて ほめられるたびひねくれた だから子供をほめたって 曲がって育つ事もある
散歩でぶらぶら歩くとき
いつも上見て探してる 薄汚れてる丸い窓 いつかその窓見つけたら 待ち伏せた君おどろかせ 夢のほとりにたたずめそう 散歩はいつも夢心地 誰にも会いたくない時間 たった一人のロビンソン
「がんばれ」なんて
論外なのはさておいて 「がんばろう」ほど 不遜なことば知らないな 元気な人の ごまかしことば「がんばろう」 ごまかさないで どんな言葉を伝えましょう めげない気持ち 教えてくれて「ありがとう」 ・・・・を 教えてくれて「ありがとう」
新聞のチラシの写真に
かわいい子 気持ち良さげに横たわる ゆでたまご塩が少々 振りかかり 気持ち悪そにしたみたい かわいい子 寝返りさせて 塩はたきゃ 裏にはいないかわいい子 今日はいけない日曜日
しょうがないねと言われたら
しょうがないねと答えても 誰かのせいにしていたら 誰かを待っているでしょう しょうがないねと言われたら しょうがないねと答えても 笑顔が一緒に付いてたら 一人で歩き出せるでしょう
野に咲く花は
みつばちに 花粉運んだ お礼にと 蜂蜜あげて喜ばす 杉やひのきは このぼくに 花粉あびせて その上に 薬屋さんを儲けさす
寝ている時は
つらいことでもその時は ぜんぶ忘れていられます それは神さま 気付かれぬ様さりげなく 魔法の杖を振ったから だから最近 寝ても寝てもまだ眠いのは いっぱいつらい事があるから
どんなに電車が混んでても
静かに回りを見渡せば 自然は何かを語りかけます 山の緑の移ろいや ピンクの花のにぎやかさ 早く気付けと訴える だから電車の中にいて 携帯ばかり見ていたら 大事な秘密も通り過ぎます あなたの前に座る人 ズボンのチャックの不具合を そっと知らせてくれているかも
どんなにシャワーを浴びたって
それほどお湯は使わない それよりじゃぶじゃぶ洗面器 掛け流すほどよく使う だからシャワーで節約す いっぱい張ったお湯の中 最後にざぶんと飛び込んで 思う存分溢れさす そうすりゃ辻褄あうだろう
発表会のごほうびに
みんなが貰う小さいケーキ 小さいケーキなんだから 一人で食べちゃいなさいよと おかあさん お昼にうれしく食べました 小さいケーキなんだけど なんでみんなで分けないかと おとうさん 帰ってきてから叱られた
ありがたく貰ったものが迷惑な
物ならそっとゴミ箱に わからないよう捨てられるけど ありがたく貰ったものが迷惑な 言葉だったら胸の中 住みついたまま捨てられません
春のはじめの夕暮れに
おさなご大勢あつまって こっちとむこうお互いに ナントカごっこで叫び合う 高いマンション中庭の 昭和のころの風景に タダでお芝居みるように 至福の時が過ぎました 突然、窓から飛び出した やかましいという大声で おさなご達が散り散りに 昭和の景色も消えました
潮風の吹くあの場所は
お気に入りのとこだけど いつも喧嘩をしてる子と 同じ苗字の土地の名で 好きな所を変えました 好きな洋服おいてある ひいきにしていたお店すら たまに喧嘩をしあう子が 買ってるとこを見てしまい 好きなお店を変えました こうしてやがてだんだんと 嫌いな場所が多くなり 好きな人間減ってきて たった一人になったって 生きてることは変えません
おじいちゃんとおばあちゃん
米寿と傘寿のお祝いで みんな揃って楽しいな お祝いだからおめでたい おじいちゃん どんどん忘れてゆくばかり せめて私の事だけは 覚えておいていて欲しい おばあちゃん いつもおんなじおはなしで 私のとってもいやな事 必ずメニューにはいってる おじいちゃんとおばあちゃん 忘れないでと願ったり 忘れて欲しいと思ったり お祝いなのにさみしな
なんだか気分、滅入ったら
地べたをじっとにらんでも 何にも見えてこないけど なんだか気分、滅入っても お空の先を見つめたら 何かが見える気がします きっと空からお釈迦様 助けるための蜘蛛の糸 そーっと垂らしているんでしょ だから上見て捜してる だけどあなたはいじわるで どうやったって切れる糸
近所の庭のビワの木が
のび放題になっている 何十年も前のこと 子供が口からびわの種 思いっきりに飛ばしたら 芽が出て木になり実がなった 子供はずいぶんお利口で たいそう出世したそうな それでかどうか知らないが この家の人それはもう このビワの木をそれはもう わざと切らずにおいたとさ こんなうわさを聞くまでは 好きなくだものだったのに こんどこっそり切ってやろ ほんとにぼくは悪い子だ だけどほんとに正直だ
数えきれない島々の
あいだを走る遊覧船 白いかもめがこっち見て エサが欲しいと寄ってきた 海に浮かんだカキいかだ 今度は冬に訪れて お腹いっぱい食べたいと 思った冬の大津波 10年したらまた行くね 遊覧船も造ってね カキのいかだも造ってね それまで忘れないからね いつも一緒にいるからね
海外旅行のおみやげに
いろんなチーズの盛り合わせ 喜びいさんでほうばると なんだか動物園の匂いして つぎから誰も手をつけぬ かわいい動物いたとして おいしいおやつ用意して あげても顔をしかめたら なんだか人間臭いって いやいや喰っているんでしょう
いつも弱気でいた我慢
ついに悲鳴をあげかけて ちょっとづつではあるけれど 拾ってくれる人もいた とても強気でいる我慢 ある日海からやってきて あっという間の出来事で みんなそっちを振り向いて いつも弱気でいる我慢 強気の我慢去るまでは 我慢のうちに入らぬと 瓦礫のように積もってる
君と逢いそして別れたことだけでじゅうぶん神に報告できる
今日の一句 評:最近ハマり出したある占いで遠い昔の君を占ったら、何度占っても病気と出る・・・。 ぼくもある意味ビョウキから抜け出せない・・・。
無理にでも予定を入れて無理しても予定の日まで生き延びてみる
今日の一句 ![]() 薬がわりに楽しそうな予定を入れて8月までとりあへずなんとか生きてみよう・・・。 # by sya-ca-zin | 2010-07-18 22:08
雨ばかり降り続く日にうつむいて祈りにも似てひざまずく椅子
今日の一句 ![]() # by sya-ca-zin | 2010-07-07 16:49
体には良くない海のふわふわで年に数回おかされてゆく
今日の一句 ![]() # by sya-ca-zin | 2010-07-04 21:24
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